不動産価格など財産評価に争いがある
1 悩みの種
次のようなことでお悩みではないでしょうか。
・不動産の適正な評価額を知りたい。
・できる限り有利な不動産価格を主張したい。
・株式の適正な評価額を知りたい。
・できる限り有利な株式価格を主張したい。
不動産や株式の価格は、様々な評価方法があり、その評価方法により大きく価格が異なることがあります。
したがって、遺産分割協議においては、適正な価格でその評価額を合意するためには、その評価方法に対する理解が必要になります。
これには専門的な知識と経験が必要なところですので、不動産や株式の遺産分割が問題となる場合には、まずは一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
2 財産評価に争いがある場合のポイント
⑴ 不動産の評価について
不動産の価格は、一物四価とも言われ、遺産分割の場面においても、実に多様な評価額が示されることがあります。
例えば、不動産の価格として、固定資産税評価額、路線価、公示地価などがありますが、いずれも公的な資料に基づく価格ではありますが、それぞれで全く価格が異なります。
この点、遺産分割調停においては、どのような資料に基づき、不動産の価格を算定しなければいけないというルール自体がありません。そのため、上記のような公的な資料に基づいて価格を主張することもできますし、不動産会社から取得した査定書に基づいて主張することもできます。
不動産の評価額は、このような資料による違いの他にも、分割の方法や売却の方法などにより大きく変わることがあり、これには専門的な知識や経験が必要になります。
不動産の評価について、お悩みの方は、まずは一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
⑵ 株式の評価について
株式の価格は、上場している会社の株式については、その算定は容易ですが、非上場会社の株式については、その算定は容易ではありません。
非上場会社の株式の算定方法も、不動産と同様に、多様な算定方法がありますが、これは公認会計士や税理士の専門とするところになります。
当事務所では、公認会計士や税理士も所属しており、このような株式の評価にも対応できるよう体制を整えております。
3 是非弁護士にご相談ください。
不動産や株式などの評価額については、専門的な知識と経験に基づいて算定することで、最終的に取得する遺産の価格が大きく変わることがあります。
安易に、提示された価格で合意する前に、一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。